小さな生徒さんのレッスンでの事。
私の話をなかなか聞こうとせず、ふざけてばかりの様子を見て、これはそろそろわかってもらわないといけない!と思いました。
それは〝この時間は決してふざける時間ではないよ〟という事です。
当たり前のようですが、それを理解していないことは多々あります。
私は話をする事にしました。
●楽譜を広げ、今までレッスンの中でがんばっていたからこその◎マークの意味。
●一生懸命やったからこそレッスンが終わったときにご褒美のシールがある意味。
それはがんばったり、一生懸命やることがなければ◎もシールも無いということです。
単純ではありますが、小さな年齢だからこそ理解しやすい理屈だと思います。
音楽が楽しいという事とふざけることは全く違います。そこを就学前に知ることはとても大切だと思います。
その話をした後、少し表情に緊張感を感じました。そして最後の1回、「じゃあ、ゆっくりいっしょにやってみようね。」と言ってバーナムの短い曲を1曲弾きました。
「ほら、さっきよりずっと上手、今おしゃべりしながら弾いてた?」
その子は首を横にふりました。
もともとできる事なんです。ふざけるからできないんです。黙って集中する事さえできれば特に困ることはありません。
〝話を聞く事〟〝音を聴く事〟は同じです。まず『聞く』事ができなければ指を動かしながら音を聴く事はできません。
なんでもそうですが、まずは人の話を『聞く事』は大事だと思います。
この歳になっても『聞く耳』はもっていたいですから。☺️
私の話をちゃんと聞いてくれたこととても嬉しく思いました。😊
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